初見でPCに引き出しを取り付けた件。
パソコンの中身を一度も確認せずにパーツを買うのはよしましょう、っていう備忘録。
7月ごろに買ったメインのPCなんですが、ATX用の一番大きいサイズのケースにほとんど何も載せず、 CPU:i7-6700 + メモリ:16GB + グラボ:なし + HDD:1TB + ドライブ:DVDという超基本的なスペックなんですね。
というわけでHDDスロットもドライブスロットもがら空きで、3,4枚スペースがあったんです。
前々から5インチドライブベイにつけられる引き出しがパーツショップに出ているのを見て、 机の上に散らかっているUSBメモリなんかを仕舞えたらいいなと思ってたんです。
でもまあ、グラボを載せるときとか一度中をあけて確認してから買おうと考えてはいました。一応。
この間、サブPC用のHDDを買ったときに、ついノリで買ってしまったんです。サブPCの中しか見ていないのに。
ねじ穴を確認し忘れた。
恥ずかしながら、5インチベイってねじ穴が上段と下段とついているんですね。
今まででもパソコンの中身を見たことはありましたが、5インチベイのねじ穴まではしっかりと確認したことがありませんでした。今回初めて、その事実を知りました。
で、何がいけなかったのかというと、パソコン側に上段のねじ穴しか開いていなかったという問題があったのです。
買ってきた引き出し側には上段と下段、両方の穴は開いているものの、付属のねじ4本に対応するねじ溝が付いている穴が下段のみで、上段の穴にはついておらず、自前でタッピングネジを買ってくださいと箱に書いてありました。
たぶんいいだろうと高を括っていたのですが、いざ開けてみると。
下段の穴がない。片面にはあるにはあるけど、前側の穴は細い。
大きいほうの穴に合わせると、カバーがつけられるくらい引っ込んでしまいます。
これはさすがにタッピングネジを買わなきゃいけないと思い、近所のホームセンターに走りました。いや歩いたんだけど。
丁度いいねじが売っていない。
ホームセンターについたはいいんですが、街中の小さめのホームセンターでして、スーパーくらいの広さしかない中に園芸品から日用品まで広く浅くおいている店舗だったんです。
目分量で太さ3mm~4mm、長さ5mm~6mmくらいが丁度いいだろうなと考えていたのですが、いざ売り場を見ると丁度いいのがない。
一番近いのは3mm×8mm。いや、長い。さすがに貫通する。
それより短いのは2.3mm×6mm。今度は細すぎる、いくらなんでも細いし、頭も小さい。
とりあえず両方とも購入しましたが、どう考えても後者は貧弱なので使わないことにして、3mm×8mmを使いました。しかし、しっかり泊まるところまで回すと案の定貫通しました……。
最終的にねじを加工した
家に電気工事を仕事にしている人がいるもので、たまたまその人がふらっと通りかかったので事情を話すと、
「ねじの先を切って短くすればいいんじゃないか」
という答えが返ってきました。たしかにタッピングネジが必要とはいえ、引き出しには既にガイド穴が開いているため先がとがる必要性はないので、削ってしまって問題はなかったのです。
ねじの先を切るなんてしたことないし、握力30kg前後の私が鉄の塊を切れるわけがないので、2000円のワインと引き換えにその人にやってもらいました。ペンチで切断するだけですが、相当大変そうでした。
ちなみに、ペンチをしっかりとあてて柄をトンカチで叩けば、非力でも切れるそうです。そりゃそうだ。
完成
というわけでなんとか無事に取り付けられることができました。
いざ使うとめちゃくちゃ便利。もう一つくらいつけてもいいかもしれません。
しかし、次はこんな失敗はしないように、自分の物はしっかり把握するべきですね。はぁ。