手続き型音楽の日常

関数型音楽に乗り換えたい

kintone hive NAGOYA vol.3 に参加してきた話

ちょっとタイムリーな話題?

kintone ってなんぞ

kintone はサイボウズ株式会社が開発しているクラウド型データベース系業務アプリ構築サービスのこと。

詳しくは以下の Qiita がめっちゃわかりやすい。

kintoneとは、サイボウズ株式会社が開発しクラウドで提供するWebデータベース型業務アプリ構築サービス(作成したアプリケーションを連携したりシステム管理機能も活用できるよ) qiita.com

私の kintone レベル

実は業務で触ってたりします。

転職した関係でフロントエンドな Web アプリケーションを触ることが多くなりましたが、大概この kintone を使ったアプリを開発しています。

アプリを開発しているというか、 kintone のカスタマイズをしているというほうが正しいのか…。

kinotne CRETIFIED も Associate だけ取ってたりします。もう App Design と Customize も取っていい気がしますけど勉強する時間が…

cybozu.co.jp

というわけで、 kintone には結構ディープに関わっています。今まで黙っててごめんね (何

当日

当日はなかなかの盛況でした!

会場となった Zepp Nagoya の後ろのほうまで人がいる状態。なんか映画館みたいな感じでした。

もともとはライブ会場だけあって椅子は全部パイプだったり、音響はめっちゃばっちりだし後ろに DJ ブースみたいな部分もあったりして、こんなところでやるんだなぁって面白味を感じました。

登壇者1 : ちらし屋ドットコム 河田 菊夫​ 氏

岐阜を中心に展開している Web 製作会社。

これまで少人数だったため散在していた各資料を kintone にまとめることで、コストを可視化して意識を一つにしていったということ。

新しいプラットフォームに移行するため、帰りのドアに kintone の利用を懇求する紙を張ったり、会議中に kintone への登録をする時間を作ったり…。

自分がやりたい!だけでなく、みんなの協力があって kintone の活用に成功したという話でした。ぐうわかる。

システムだけではどうにもならない、みんなが使ってこそのシステムだってことが伝わってきました。

あと、ビール飲みながらサッカー観戦が好きらしく、暇そうなサイボウズ社員と一緒に観に行ってきたそう。

登壇者2 : ミッドランド税理士法人 小泉 直哉 氏

初っ端からインパクトの強い体験談をいただきました。

会社を立てたけど仕事が追いつかなくなり、アル中になり、太り、破産し、死んでしまうかもしれないという恐怖に怯えた日々から一転、筋トレをして痩せたり税理士法人の方に採用されたり。

人々を救うということが税理士法人になったきっかけだそうですが、今後この職業は AI に取って代わられて無くなってしまうと言われている。

いや、そうではない!無駄な業務をコンピュータ化して、人間は高度な判断が必要な業務に専念すれば良い!ということに行き着いたそう。

そこで kinotne を使って新たな業務改革 "LawyTech" を推進していこうということらしい。

必要な機能をシステムにして人間は人間の仕事をしていくという、着眼点にとても共感しました。いいなぁ、こういう世界。

登壇者3 : チヨダセキュリティサービス 吉本 大介 氏

名前からはなかなか想像できない、ガス会社を経営されている方。

先代である父が作り上げた会社がリーマンショックで打撃を受け、売却を考えていたところ取って代わって取締役に。

苦労を重ねながらもなんとか従業員数を増やし、九州にも支店を構えるようになったそう。

最近は新しい事業を始めるなど活躍する舞台を増やす中、自分は次第に経営者の道へ進もうと決意。

今までは目で見て実感していたことが、現場を離れることで見えなくなる。そこで、 kintone を使って情報共有を行うようになったそう。

システムを通じて企業が成長し世界が広がっていくということを発表されました。これからは、他の企業の立て直しも行っていきたいとのこと。

非常に愛のあるセッションでした。

登壇者4 : ジヤトコ株式会社 岩男 智明​​ ​氏

規模の大きな会社ですが、情報システム部の主任が秘めたる思いも同じだけ大きかった話。

もともと社内 SNS を作って暗黙知の共有を推進するなど、エンジニアとしてよりよい環境を作っていこうと活動されていたそう。

そんな中 kintone と出会い、本当にもとめていたシステムはこれだ!と感激。

現場にあったシステムを作るには、現場が主体となってシステムを作らなければならないという原点に立ち返り、 kintone を使って "現場が業務アプリを作る" という仕組みを作ったそうです。

また、それにあたって社内で統一的なルールを作ったりコミュニティで情報交換を行ったりし、社内で広く使ってもらおうと情熱を燃やしているそうです。

小さな会社にしか勤めたことがないので、全社展開とか正直最初はピンと来なかったのですが、1万人以上の組織で kintone という一つのシステムが使われるようになるとすれば、それはとても素晴らしいことだと思います。

一人の情熱がみんなの情熱を呼び覚ます、そんな社風と重ねたプレゼンが心に響きました。

kintone hack セッション

その後、開発者目線での kintone の活用例も披露されました。

1人は、Alexa を使って社内にコンビニを作り、声で購入できるシステムを作った方。

もう1人は、ノンコーディングでドローンを飛ばし、ノンコーディングで kintone に随時情報を書き込むという方。

kintone を使って派手なアクションを披露する、面白い場でした。でもやっぱドローン飛ばした、株式会社GEクリエイティブ​の伊藤さんがすごかったな……。

感想

kintone ってモバイル対応があまり進んでいないとか、トランザクションに弱いとかの理由から、大規模開発や汎用的なシステム基盤から避けられてきたように思います。

でも逆に、小規模から積み上げていく "成長する" システムなんかはめっちゃ作りやすかったり、外部連携機能やプラグインによって進化したり、様々な面で発展を続けていると思います。

今度のアップデートでは、モバイル版の画面がかなり充実するそう。期待が大きですね!

kintone.cybozu.co.jp

というわけで、 kintone hive NAGOYA vol.3 への参加レポでした。楽しかったです!皆様お疲れ様でした!

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