Ubuntuのtaskselを使って、ラクしてKVM環境を作る
Linuxで楽しよう。Linuxを楽しもう。(名言っぽく言ってみるだけ)
ふと tasksel
でxubuntu desktopを選ぼうとすると、そこにそれらしき項目があったので、使ってみた。その時のメモ。
基本、シェルはbashでroot権限で行きます。 sudo
はつけないので、 su
したくない方は sudo
をつけて実行してください。
PCが仮想化に対応しているか確認する
KVMは完全仮想化をCPUの仮想化技術で実現しているようなので、次のコマンドで確認する。
# egrep -c '(vmx|svm)' /proc/cpuinfo
出力が1以上なら仮想化できます。
パッケージをインストールする
とりあえずKVM環境を動かすためのライブラリ群を入れます。次のコマンドを打ちます。
# tasksel
GUIっぽい画面が出てくるので、一覧から「Virtual Machine Host」に スペースキー でチェックを入れ、 エンターキー で続行します。
あとは待つだけ。これが終わると、仮想化に必要なものがほとんど入ります。
ただし、GUIで設定できる「virt-manager」はあいにく入れてくれないので、これだけは手動で入れます。
# apt install virt-manager
これがあれば、Virtual BoxみたいにGUIで簡単に操作ができるようになります。
ネットワークインターフェイス(NIC)をブリッジする
なんか、皆さんこぞってブリッジしているので、ブリッジしたほうが幸せなのかな?と半信半疑でブリッジしました。
一応パッケージをチェック。
# apt list | grep bridge-utils
[インストール済み] と末尾に表示されていなければ、インストールします。
# apt install bridge-utils
次に、ブリッジするよう /etc/network/interfaces
を編集
Ubuntuは最近、規定のNICのインターフェイス名が環境によって変わるようになったので、適宜読み替えてください。
auto enp0sXXXX iface enp0sXXXX inet manual auto br0 iface br0 inet static address 192.168.XXX.XXX network 192.168.XXX.0 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.XXX.XXX dns-nameservers XXX.XXX.XXX.XXX bridge-ports enp0sXXXX bridge-stp off
元あった規定NICのインターフェイスの設定はすべてコメントアウトか削除かしておきます。その設定を、br0側にすべて書きます。
この後、再起動して ifconfig
でbr0側にIPアドレスなどが定義されていることを確認。